Gemini CLI マニュアル - 3. コマンドリファレンス

2025-06-28
Gemini CLI マニュアル
Gemini CLI で利用可能なすべての組み込みコマンドについて詳しく説明します。
1. スラッシュコマンド (/
)
CLI 自体の制御や情報表示に使います。
-
/about
- 説明: バージョン情報を表示します。問題を報告する際にこの情報を含めてください。
-
/auth
- 説明: 認証方法を変更するためのダイアログを開きます。
-
/bug
- 説明: Gemini CLI に関する問題を報告します。入力したテキストが GitHub の Issue のタイトルになります。
-
/chat
- 説明: 会話履歴を保存・再開します。
- サブコマンド:
save <tag>
: 現在の会話を<tag>
という名前で保存します。resume <tag>
:<tag>
で保存した会話を再開します。list
: 保存されているタグの一覧を表示します。
-
/clear
- 説明: ターミナルの表示をクリアします。(ショートカット:
Ctrl+L
)
- 説明: ターミナルの表示をクリアします。(ショートカット:
-
/compress
- 説明: これまでの会話の文脈を要約に置き換えます。トークンを節約しつつ、会話の流れを維持します。
-
/editor
- 説明: サポートされているエディタを選択するダイアログを開きます。
-
/help
(または/?
)- 説明: 利用可能なコマンドなどのヘルプ情報を表示します。
-
/mcp
- 説明: 設定されている MCP(Model Context Protocol)サーバーの一覧と状態、利用可能なツールを表示します。
-
/memory
- 説明: AI の指示コンテキスト(
GEMINI.md
から読み込まれるメモリ)を管理します。 - サブコマンド:
add <text>
:<text>
を AI のメモリに追加します。show
: 現在の階層的メモリの全内容を表示します。refresh
:GEMINI.md
ファイルからメモリを再読み込みします。
- 説明: AI の指示コンテキスト(
-
/restore [tool_call_id]
- 説明: プロジェクトのファイルを、ツールが実行される直前の状態に復元します。ID を指定しない場合、復元可能なチェックポイントの一覧を表示します。(チェックポイント機能が有効な場合のみ利用可能)
-
/stats
- 説明: 現在のセッションの統計情報(トークン使用量、セッション時間など)を表示します。
-
/theme
- 説明: CLI の見た目のテーマを変更するダイアログを開きます。
-
/tools
- 説明: 現在利用可能なツールの一覧を表示します。
- サブコマンド:
desc
: ツールの詳細な説明を表示します。nodesc
: ツールの説明を非表示にします。
-
/quit
(または/exit
)- 説明: Gemini CLI を終了します。
2. アットマークコマンド (@
)
ファイルやディレクトリの内容をプロンプトに含めるために使用します。
-
@<path_to_file_or_directory>
- 説明: 指定されたファイルやディレクトリの内容を現在のプロンプトに挿入します。コードやテキストについて質問する際に便利です。
- 例:
@path/to/file.txt このテキストを説明して。
@src/my_project/ このディレクトリのコードを要約して。
- 詳細:
- 内部的に
read_many_files
ツールを使用します。 - デフォルトで
.gitignore
に記載されているファイル(node_modules/
,.git/
など)は除外されます。 - テキストベースのファイル向けですが、バイナリファイルはスキップまたは切り捨てられることがあります。
- 内部的に
-
@
(単体)- 説明:
@
シンボル自体について質問したい場合など、パスを指定せずに@
だけを入力すると、そのままモデルに送信されます。
- 説明:
3. シェルコマンド (!
)
CLI 内から直接、システムのシェルを操作します。
-
!<shell_command>
- 説明: 指定したシェルコマンドを実行し、その結果をターミナルに表示します。
- 例:
!ls -la
!git status
-
!
(シェルモードの切り替え)- 説明:
!
を単体で入力すると、シェルモードに切り替わります。このモードでは、入力がすべてシェルコマンドとして扱われます。再度!
を入力すると、通常の Gemini CLI モードに戻ります。
- 説明:
警告: !
を使って実行するコマンドは、システムのファイルに直接アクセスしたり変更を加えたりする可能性があります。実行には十分注意してください。
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